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『無彩限のファントム・ワールド』第1話感想 今クール1完璧な1話とおっぱい

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©秦野宗一郎・京都アニメーション/無彩限の製作委員会

*ネタバレ注意*

あらすじ

ファントムと呼ばれる幽霊のような存在が溢れている世界。主人公の 一条晴彦は先輩の川上舞と共に悪さをするファントムと戦っている。

ひょんなことから和泉玲奈という少女も 仲間に引き入れ、ファントム退治へと向かう。そこでは電柱の付喪神が盛大に踊っていた。近所迷惑になるからと舞が戦いを挑むもあえなく敗北。晴彦のアイデアで電柱たちとリンボーダンスで勝負することに。
辛くも勝利し、封印することができたのだった。

ほぼ完璧なストーリー展開

アニメ最初の数話ではキャラクター紹介、世界観説明、物語の方向性の提示などなどがなされますが、その点このアニメの1話はとんでもなく手際よく、かつ効果的に見せています。

OPから察するにメインキャラクターは6人。その6人が1話の時点で登場し、魅力的に描かれています。

運動音痴だけど、理論派の男主人公、一条晴彦(CV: 下野紘)
戦闘担当(かつおっぱい担当)ヒロイン、川上舞(CV:上坂すみれ)
おっとり系食いしん坊、そして百合(?)な少女、和泉玲奈(CV:早見沙織)
元気でアホっぽい褐色妖精、ルル(CV: 田所あずさ)
ぬいぐるみに話しかける不思議系幼女、 熊枕久瑠美(CV:久野美咲)
クールな短髪少女、 水無瀬小糸 (CV: 内田真礼)

内下二人は短い登場でしたが、ある程度のキャラクター性が伝わってきます。

さて、ストーリーに関して。1話の段階では、この物語における大きな目的といったものは示されません。このまま、事件を解決しつつのギャグあり人情話が展開されるのか、能力に目覚めた人間同士の戦いが始まるのか、大きな陰謀に巻き込まれるのかはわかりませんね。

今回退治されたファントムは捨てられた木の電柱ということでした。伐採され、電柱にされた木がファントムとなって帰ってきたはいいものの、故郷の山は住宅地に変えられており、居場所もなく、仕方なしに踊っていた。だからこそ他に行く場所もなく、近隣住民に問題にされ、主人公達の所に退治の話が回ってきたというわけです。

元はといえば人間のせいでもあるので、主人公達の力ずくの退治が成功しないのは物語上当然ともいえますね。そして、電柱達による踊りに、主人公達が付き合うという、人間からの一種の恩返しによって、電柱達は封印を受け入れたというわけです。
それが主人公の

「…(略)…もう1度人間の役に立とうと思ってくれるだろうか」

に繋がると。人間のエゴのようなものを感じ、しんみりさせつつ、ルル(小さい妖精)が元気に締めてくれる、という素晴らしい1話になっていました。

そんな必殺技で大丈夫か?

気になった点がひとつ。ヒロインの一人である、和泉玲奈(黒髪の少女)の特殊能力はファントムを吸い込むというものです。この時の絵面がまんまカービィなのです。口がまんまカービィ

ファントムを封印するときと言うのは、間違いなく決めのシーンだと思うのですが、もしシリアスなシーンでもあの絵だと、若干のギャグ感が出てしまうんじゃないかと今から不安です。

素晴らしい1話

そんなどうでもいい所が気になったぐらいという、とても優等生的な1話でした。リンボーダンスのとことか、ギャグも非常に楽しかったので、これからの展開が非常に楽しみ。期待が高まります。

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