『少女たちは荒野を目指す』 1話 感想 青春×お仕事アニメ!
© みなとそふと/しょこめざ製作委員会
*ネタバレ注意*
あらすじ
人から頼られやすく、友人も多い男子高校生・北条文太郎。しかし、彼は将来の夢が見つからず、才能豊かな幼なじみ・夕夏の存在もあり、焦りを感じていた。
そんな折、突然同級生の黒田砂雪に学校ではできない話がしたいと迫られ、遊園地デートをすることに。
デート終わりに突然砂雪は一緒に美少女ゲームを作らないかと文太郎に提案する。文太郎が書いた台本による演劇を見て、文太郎にはシナリオライターの資質があると感じたというのだ。
こうして、少女たちは美少女ゲーム業界という荒野を目指すに至った。(タイトル回収)
青春×お仕事アニメ!
主人公達の目的が美少女ゲームを作るというのは、相当奇抜な点ではあります。
しかし、将来の夢を見つけることができず、周りと自分を比較して焦りを感じている主人公が、友人の助けを借りながら、自分の夢を追い求めていくというのは、まさに王道的青春物語といえるでしょう。
そして、美少女ゲームを作ることが目的とのことで、つまり、一種のお仕事系物語になるかと思います。その業界特有のハプニングなどを交えつつ、主人公達が成長していくことになるのでしょうね。
お仕事アニメといえば、見ている側としては、次にどんな障害が待ち受けているのかわからないドキドキ感が特徴の一つと言えます。
その点で言えば1話の時点で、この業界は"荒野"だと言い切っていることからして、見ていて安心できない、困難てんこ盛りな物語が展開されるのではないでしょうか。
主人公は何を考えているのか
1話時点ではいまいち、文太郎がゲーム作りに参加することになった積極的な動機が伝わってきませんでした。
あえて言えば、
才能が無いと思っていた自分にシナリオライターの資質があると言ってくれたから。そして、
厳しい業界であり、好きなだけではやっていけないとわかってても、夢のために挑戦しようとする砂雪の姿に、文太郎は夢が見つからないゆえに憧れたから。
といったところでしょうか。
うーん。どちらも理由としては弱いですし、共感しにくい状況ですが、2話以降で描かれていくことでしょうね。