『灰と幻想のグリムガル』5話 あらすじと感想 困難に直面するパーティ
©2016 十文字青・オーバーラップ/灰と幻想のグリムガル製作委員会
*ネタバレ注意*
あらすじ
レンジの金貨
レンジに見舞いだと言って渡された金貨を、ハルヒロは即座に受け取れないと返していましたね。この時のハルヒロの中には色々な感情が渦巻いていたのでしょう。ちょっと考えてみますと、一番大きいのはハルヒロはマナトの死に対する責任を感じていたために、その見舞金を受け取るべきではないという気持ちでしょうか。ランタにハルヒロのせいだと言われ、それを否定できませんでした。この責任を感じているという点については、後ほどユメとの対話の中でハルヒロ一人の責任ではないと気づかされます。
他には、本編冒頭で「人が一人死んで1シルバーかよ 」とハルヒロが口走っているように、マナトの死がたった1シルバーで済んでしまったこと、そして、これ以上自分たちにはマナトにしてやれることが無いことに対して、若干の鬱屈を抱えているわけです。そんな中、マナトの死への見舞いだといって、ぽんと1ゴールド(100シルバー)を渡すレンジに反発心を覚えたのかもしれません。
そして自分たちは、まだまだ安定しない生活を送っていて、そんな中、マナトはあくまで情報収集に来ていた酒場でただ飲んだくれている。それなのに同期のレンジは1ゴールドを楽に払えてしまう。そんな現実を認めがたい気持ちと同期から施しを受けたくないというプライドもあったのだと思います。
とまぁこんなところでしょうか。
ところで、レンジが見舞金を渡そうとした意図に関係しますが、レンジはマナトとどういう関係だったんですかね。金貨の価値がどれくらいかよくわかりませんが、ただ同期だからといって渡さないでしょうし。レンジパーティにマナトを勧誘していたとかはありそう。
あるいは実は同期思いで、ハルヒロ達にその金貨で、新たな神官を雇うようにという心遣いの可能性もあるかな?
マナトの存在の大きさ
メリイいわく、神官は前に出ないのが当然とのことです。ハルヒロたちパーティの中では、マナトは戦士と同じタンクの役割も果たしていたということですから、マナトは相当優秀だった、というかハルヒロたちがマナトに無理をさせてしまっていたということですね。
そして、マナトの優秀さ故に、メリイにも同じようなことを求めてしまい、軋轢が生じていると。メリイからすればいい迷惑ですが、態度が悪いことも原因ですし、どうなるやら。
ハルヒロとユメは、マナトの死の悲しみをわかちあい、受け入れることが出来たようでよかったですね。立ち直れそう。
いやしかし、このシーン。どうにもユメの胸が気になってしまう!話に集中したいのに!
しょうがないのでこのシーンだけ3回見直しました。
もちろん話を理解するためにです。はい。
酒場の感じいいね!
今回の酒場の雰囲気いいですねー。がやがや感もあって、大衆酒場な感じが実にいい!
それとモグゾーがこぼした酒を拭いて、雑巾が重くなってる感じがちゃんと描かれてて驚き。
酒場での会話で、ハルヒロたちの目標がわからないといったような話が、レンジ登場直前にありました。もしかして今後はレンジのような義勇兵が目標になるということですかね。
そしてどうやら次回は、新たに仲間になったメリイについての話のようです。
楽しみ!
<関連記事>
灰と幻想のグリムガル公式が面白い!原作未読なら絶対見るべき - どんどん着々アニメ