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『無彩限のファントム・ワールド』6話 あらすじと感想 アルブレヒトいい声!

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©秦野宗一郎・京都アニメーション/無彩限の製作委員会
*ネタバレ注意*

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あらすじ

学校へ登校する熊枕久留美。しかし、今日の彼女は学校へ行きたくない理由があるのだった。先日、先輩の川上舞に、ファントム退治するときには手伝ってほしいと頼まれたことが重荷になっているのだ。その時、前方から一条晴彦が走ってやってくる。それに驚いた久留美は転びそうになってしまい、さらにはなんと異世界へ通じる穴が現れ、晴彦共々異世界へと落ちてしまう。

異世界では、謎の熊のぬいぐるみが動き、久留美を捕らえようとしてくる。捕まる寸前、久留美が普段持ち歩いている熊のぬいぐるみのアルブレヒドが助けてくれた。
この異世界は久留美の特異能力によって創りだされた、心の世界だと晴彦はいう。久留美を捕らえようとする敵は久留美の悩み、すなわち舞先輩からのプレッシャーを表しているということ。
敵の熊に追われ、アルブレヒドがキズを追うが、洞穴に逃げ込む4人。久留美は敵に立ち向かう決心をし、アルブレヒドから受け取ったアイテムを使い、敵を倒した。
そうして、プレッシャーに打ち勝ち、全員無事に現実に帰ってくることが出来たのだった。

自分の力で打ち勝つ

今回の話では、舞からのプレッシャーに悩む久留美が、それに打ち勝つまでが描かれていました。本編で説明されているように、異世界は久留美の心の中の世界であり、敵(=悩み)に打ち勝つまでのすべてが心の中で完結しています。

普通のアニメなら、何か悩みがあった場合、それを解消するにはなんらかの出来事や助言が必要なわけですが、この話ではなんと、久留美が自分一人の力で、それもなんの契機もなく、悩みを乗り越えてしまっています。一緒に異世界に落ちた晴彦とルルはたいして助言していませんし、アルブレヒトはあくまで久留美の心の中の住人であり、いってしまえば久留美の一部です。

肝心の、なぜ久留美は悩みを乗り越えることが出来たのか、すなわち、なぜロボットに乗った敵を倒せるほどの力を得ることが出来たのかについては、謎の熊手のおかげという以外全く描かれていません。この熊手も、元々久留美が持っていたもの(という設定)だとアルブレヒトは述べていますから、なにか重要な意味があるとは考えられませんね。

悩みの克服にはそれ相応の理由が必要だとする原因論的な考え方がそもそも良くないのかもしれませんが、いまいち釈然としません。

そもそも成長したの?

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主人公である晴彦は冒頭でこう述べています。
「小さな子どもはお気に入りのぬいぐるみや毛布を手元に置いておきたがるもの」
留美はといえば、今回の一件を通してより深くアルブレヒトに入れ込んでいますから、晴彦の言に従えば、より自立から遠のいてしまって、成長していないのではないでしょうか?
確かに、昔からアルブレヒトに助けてもらっていた久留美が、今度はアルブレヒトを守るという点に関して言えば、成長していると言えるのかもしれませんが・・・。

ストーリー動くかな?

アルブレヒトいい声だなーと思ったら置鮎龍太郎さんでしたね。地獄先生ぬ~べ~を思い出しました。

なんにせよ今回で、それぞれのキャラメインの話が終わりましたし、そろそろ謎デバイス含め、ストーリーが大きく動き始めるかもしれませんね!
と思ったんですが、次回予告を見ると全く関係なさそう。でも次回面白そうだね。

TVアニメ『無彩限のファントム・ワールド』第7話 予告 - YouTube

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