
©柳広司・KADOKAWA/JOKER GAME ANIMATION PROJECT
原作既読です。結城中佐の渋いカッコよさが良かったと思います!
以下アニメ本編1話のネタバレ含むあらすじと感想です。
*ネタバレ注意*
あらすじ
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昭和12年秋、陸軍内部の強い反対の中、結城中佐によってスパイ養成を目的とするD機関が秘密裏に設立された。
参謀本部から監視の密命を受け、D機関に赴いた佐久間中尉が目にしたのは超人的な選抜試験を平然とくぐり抜けた
若者たちだった。
(公式サイトより)
ある日、佐久間中尉が結城中佐の元へ、武藤大佐からの一つの任務を伝えに来る。
その任務というのは、スパイ容疑がかかっているゴードンという外国人から、スパイである証拠をおさえるというものだった。
その任務は無意味だと渋る結城中佐だが、最終的にスパイ養成を受けている学生の一人である三好にその任務を任せることにした。
結城中佐が指示した証拠を回収する方法というのは、憲兵隊に偽装してゴードンの自宅に踏み込むというものだった。
さっそく佐久間中尉を憲兵隊の隊長としてゴードンの元へ向かう三好達。
しかし、ゴードンは捜査を拒否する。
そこでなんと三好は、もし踏み込んで何も見つからなければ隊長役である佐久間中尉が切腹するという条件を提示。
ゴードンはそれを了承したのだった。
さっそく中へ踏み込む三好達。
障子を破き、木板を外して、隅々まで証拠を探していく。
しかし、証拠は中々見つからなかった。
さらにゴードンの口から、実は既に一度、憲兵隊が家に踏み込んでいるという事実を告げられる。
衝撃を受ける佐久間。
憲兵隊が既に探した後だとすれば、この家から証拠が見つかるはずがないのだ。
佐久間の元へ戻ってくる三好達。
証拠は当然見つからなかった。
佐久間の切腹を待ち望んでいる様子のゴードン。
佐久間は自分は結城中佐達に嵌められたのではないかと思ったのだった。
結城中佐カッコいい!
まだ第1話ということもあって、話的には解決編に至らず、導入のみで終わりました。
ですが、先の気になる終わり方で良い引きでしたね!
それにしても最近のアニメにしてはめずらしくハードボイルドな感じ。
まず何がハードボイルドかと言えば、メインキャラクターが全員男。全然むさ苦しくないけどね。
メインキャラが全員男といっても、いわゆる女性向けアニメというわけではなく、かといって男同士の熱い友情! という感じでも無いので、誰が見ても楽しめそうですね。
そして原作既読な私が一番気になっていたのは結城中佐がどのようなキャラになっているかというところ。

1話にしてもう滅茶苦茶カッコイイ!
正直な所、文庫版表紙絵の結城中佐のインパクトが強すぎて、それとはちょっと違うキャラデザなのかーと不安に思っていたのですが、声も合わさると渋さが出てて実に良かったです。
↓文庫の表紙絵

原作から少し補足
登場人物の紹介なんかも行われたこの第1話ですが、アニメだけだとどうにも視点人物である佐久間中尉についての説明が少し不足しているように感じました。
そこで、主にこの佐久間中尉について、ネタバレしない程度に原作から補足を書いておきます。
まず大事な所ですが、佐久間中尉はスパイではありません。
彼はあくまで、陸軍から送り込まれた、結城中佐率いる”D機関”の監視役のようなポジションで、現在立場上は結城中佐の部下ですね。
佐久間中尉はD機関と参謀本部との連絡係も担っています。今回でも、武藤大佐から任務を受け取り、結城中佐へその任務を伝えていました。
ちなみにこの武藤大佐というのは、すきあらばD機関を潰したがっている人物です。
佐久間中尉自身がD機関をどう思っているかについては今後描かれていくことでしょうね。
OP良いね!
OPはなかなかスタイリッシュで良かったですねー。
映像もそうですが、歌自体もこのアニメの雰囲気にマッチしていたように感じました。
個人的にはこの第1話で、ゴードンとの一件は解決編までやるのかと思っていたので少し意外でした。
このペースで原作4巻分やるんでしょうか?
もしかしてジョーカー・ゲームって2クール作品なのかな?
そして最後に。このアニメはどうやらニコニコ動画でも無料で視聴することが出来るようです。
ニコニコで見るつもりの方に老婆心ながら言わせてもらいますが、
絶対コメント無しで見たほうが良いよ!
間違いなくコメントでネタバレされますから。
といったところで感想は以上です。
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