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『甲鉄城のカバネリ』1話 あらすじと感想 いきなりピンチ!

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©カバネリ製作委員会

個人的に春季アニメが始まる前から一番期待していたこのアニメ。その期待を裏切らない素晴らしい第一話でした!
以下ネタバレ含むあらすじと感想です。

*ネタバレ注意*

あらすじ

主人公・生駒は顕金駅に住む蒸気鍛冶の少年。
生駒は、カバネリと呼ばれる怪物を倒すために、独自の武器「ツラヌキ筒」の開発に取り組みながら生活していた。

生駒がいつものように仕事をしているところへ、駅を治めている四方川家の長女・菖蒲が銃を携えてやってくる。銃を直して欲しいという彼女の応対をする生駒。

ちょうどそこへ、駅の外から甲鉄城と呼ばれる蒸気機関車がやってきた。

甲鉄城の整備をする蒸気鍛冶達。
生駒も整備をし始めるが、甲鉄城から降り立つ謎の少女を見かける。彼女は検疫すら受けないという特別待遇を受けているようだった。
不思議に思う生駒だったが、そこへ「カバネだ!」という声が響く。

そちらへ目を向けると、一人の男が必死に逃げ回っているのが見えた。仲間に銃を向けられながらも、カバネではないと男は言っている。
生駒はこの男をかばって武士達に立ちふさがるが、殴り倒され、さらにはその男も射殺されてしまった。
そしてこれをきっかけとして、生駒も牢に入れられてしまったのだった。

・・・

その夜、甲鉄城とは別の蒸気機関車が駅へとやってくきた。
しかし、どこか様子がおかしい。

なんとその機関車は暴走しており、さらには乗務員は皆カバネに変わってしまっていたのだ。

駅に溢れ出るカバネ達。駅にはひどい惨状が広がっている。

牢を抜けだした生駒は、これまで開発に取り組んできたツラヌキ筒を使ってみる。これによりカバネを倒すことが出来たが、なんと生駒はカバネに噛まれてしまった。
このままではカバネになってしまうと、自分の首を締め上げカバネになることを抑えようとする。

そうして、生駒は無事生き延びることができたのだった。

面白い世界観

さっそくグロいというか痛々しいシーンから始まったこの『甲鉄城のカバネリ』というアニメ。ハードな世界観が伝わってきます。
グロいのは平気なんですけど、髪引っ張られたりとかの痛々しいシーンはなかなかツライということを知りました。


それはともかく、第一話から雰囲気がめちゃくちゃ良いですね!

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昔ながらの日本家屋とスチームパンク特有の剥き出し配管の組み合わせというのは新鮮味があって面白い絵でした。
そして甲鉄城の無骨なデザインも好きです。かっこいい。

世界観としては、”武士”や”将軍”といった存在などから、江戸(+明治・大正)時代日本+スチームパンクといった感じですね。
もちろんこの世界での”将軍”が現実と同じものを指し示すとは限りませんが、一応この日ノ本という国には政治的な中央がありそう。やっぱり東京らへんなのかな。

これだけ特異な世界観をしていると、些細な事まで気になってしまいますね。
例えば、駅と駅を結ぶ線路の整備はどうしてるんだろうとか、鎖国状態なのにこの技術力の高さや資源はどこから来たんだろうとか。

アニメという媒体的に、そこまで深い説明は望めないというのが残念なところです。

主人公がいきなりピンチ!

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主人公である生駒は自作武器を試すためにカバネをおびき寄せ、うまく倒せたは良いものの噛まれてしまいました。

いきなりカバネ化のピンチ。
いきなりクライマックス。目が離せませんでした。

そしてこの危機に対して主人公が取った行動はなんと、自分の首を締め上げてウイルスを頭に到達させないという、なんだかもうすごいとしか言いようのない行動。

これカバネ化を防ぐ前に死にそう。というかまぁ、生駒としてはカバネ化を防げなかったらそのまま死ぬつもりだったのかもしれません。

この主人公、半端ないメンタルの持ち主ですね。


それにしても、あのパイルバンカーみたいな自作武器。見た目はカッコイイんですけど、カバネに噛まれたらダメなのに、接近しないといけない武器ってどうなんでしょう。
蒸気銃じゃ簡単には倒せないから近づいて強力な一撃を打ち込むってことでしょうか?
あるいは蒸気銃弾の節約。
あるいはロマン。

とは言え、主人公自身が開発してるってことは改良とかもされていくかもしれませんね!

劇場版のような動き

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PVでも感じたことでしたけど、まるで劇場版のような作画の良さでしたねー。

そして動きも良い!
無名が生駒と格子越しに話すシーンの、無名の着物の動きとかすごい凝ってるなーと感じました。

二話以降もこんな感じだったら嬉しいですがどうなるかな。


そしてこの第一話のサブタイトルは「脅える屍」です。
怯えていたのは明らかに人間側だったような気もしますが、どういう意味なんでしょうね。よくわかりません。後々意味がわかってくるのかな。

このアニメにおいて重要なカバネという存在ですが、
主人公が首を締めただけでカバネ化を防げたり、蒸気機関車を動かしていた(?)りと、謎の多い存在です。

カバネのウイルスを脳に到達させなければカバネ化しないというのは、勢いで納得できそうだけどやっぱり納得出来ないというなんとも微妙な理屈ですね。

考えるに、カバネ化しなかったのは主人公が元々耐性を持っていたか、あるいは主人公が右手に着けていた謎の緑色の石のおかげなんじゃないかなーと思います。

そもそもカバネの本体は心臓にある、みたいな描写がされていたような気もしますし。
(心臓はただの弱点かな)

しかし、無名は戦い始める前に、首に巻いていたリボンを取っていました。頭と体を分けているものを取り払うというのは、主人公の行動とリンクしていますね。

……うーん。まだまだ謎です。

実に気になりますね。



といったところで、『甲鉄城のカバネリ』第一話の感想は以上です!
期待以上に楽しめた1話でした。次回以降も楽しみ!


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