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正解するカド KADO: The Right Answer 3話までのネタバレ感想 ファーストコンタクトSF!

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© TOEI ANIMATION,KINOSHITA GROUP,TOEI

遅まきながら『正解するカド』第0話から第3話まで見たので、その感想です。
やー、めちゃくちゃ面白いですね。四話分、一気観しちゃいました。

アニメにしては珍しく(?)ファーストコンタクト物であり、かなり本格的なSFをしています。さすが野崎まどといった感じ。
毎回毎回謎が少し明かされ、だけどさらに謎が増え、という展開にワクワクが止まりません。

今のところ今期ナンバーワン!


そんなわけで以下、0話から3話まで、ざっくり振り返りながらのネタバレ感想です。

*ネタバレ注意*

第0話「ニノヴォ」

プロローグにあたるお話。

主役である真道幸路朗というキャラクターを掘り下げながら、おそらくこのアニメの最重要テーマである”交渉(コミュニケーション)”についても触れる、という回でした。

0話だけあって本筋には関わってこない話ではありますが、真道と夏目たちとの関係や、一話以降イマイチ存在感の薄い花森のキャラクターを少し知ることができるので、見ておいたほうが今後楽しめそうな気がします。

第一話「ヤハクィザシュニナ」

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第一話は、超巨大な立方体である”カド”が、真道たちの乗った飛行機を飲み込みながら空港に出現したところからスタート。

真道がどうなったのかは不明なまま、一話分を使ってカドに対する日本政府の対応が描かれました。

カドに対する品輪博士たちの分析がはじまった辺りのワクワク感が半端じゃなかったです。
博士の試行錯誤の過程をもっとみたかった!

そしてシリアス一辺倒というわけでもなく、博士(CV.釘宮理恵)といったキャラをはじめ、高いからという理由で飛行ドローンを突っ込ませるのを渋ったりと、コミカルなやり取りがあるのがとても好きです。

そんなコメディ寄りな雰囲気ではありますが、日本政府の対応もふくめ、全体的に非常にリアリティのあるSFという感じでした。
最高に楽しい。

一話ラストも、カドの中から真道と共に謎の人物(ヤハクィザシュニナ)が登場というところで引きも抜群でしたね。

第二話「ノヴォ」

第二話では時間を遡り、カドに飲み込まれた真道たちがどうなったのかが描かれました。

真道とヤハクィザシュニナのファーストコンタクトが描かれたわけですが、第一話のラストで生じた疑問(ヒト型宇宙人なんだ?とか、普通にコミュニケーション取れるんだ?とか)の疑問が解消されるとともに、あらためて相手の異質さが感じ取れるやり取りでした。

そして重要なのは第二話にして明かされた”この世界を推進する”という目的
さらにラストには”正解”というタイトルにもなっている言葉がでてきます。

一体どういう意味なのか? 推進というのはなんとなくわからなくもないですが、”正解”というのが一体何を意味するのか……実に今後が楽しみ。


ストーリーの方も気になりますが、実は個人的にグッときたのは、ヤハクィザシュニナが操っていた小さいピンク色のカド

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なにこれスゴイかわいい。
思わず、Portalというゲームに出てくるコンパニオンキューブを思い出しました。

第三話「ワム」

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第三話では、いよいよ日本政府とヤハクィザシュニナとの会談が始まりました。

政府側の交渉官には徭沙羅花(ツカイサラ)が就任。
これで多分、メインキャラクターは出揃ったのかな?という感じ。

シリアスな会談ではあるのに、やはりどこかコメディ寄りで楽しめました。思わず笑っちゃったのを照れ隠しするツカイかわいい。

会談では、異方やらカドとは一体何か、そしてなぜ日本に能われたのか、とかとか、次々と設定が明かされついていくのがなかなか大変でした。とはいえ謎が明かされていくというのはやっぱりワクワクしますね!


物語の方も、さっそく大きな動きを見せ始めました。
第三話タイトルにもなっている”ワム”とは、無限の電力を供給することが出来るボールのこと。
ラストでは、ヤハクィザシュニナが大量のワムを人類に分け与え、さらに「人よ、どうか正解されたい」と意味深な言葉を発していました。

普通に考えれば、”ワムを他の国にも分け与える”というのが”正解”ということになるのでしょうけど、そんな単純なものなのかなーと疑わしくもありますね。

はたして人類側はどのように対応していくのか?
予想を裏切る展開が待っていそうで楽しみです。

おわりに

というわけで正解するカド、第0話から第3話までの感想でした。

CGアニメですが、人物などもほとんど違和感もなく、むしろ不思議模様の”カド”は見ていて気持ちの良いCGで、映像としてもハイレベルな作品でした。

話の方も、第3話でだいぶ設定が明らかにされましたが、まだまだヤハクィザシュニナの本当の目的は謎ですし、そもそも”世界を推進する”とは一体何を意味するのかなどなどわからないことばかり。

幼年期の終わり的雰囲気をびしばし感じてますが、野崎まど脚本ということで、終盤にどんでん返しでもあるんじゃないかなーと。
今から展開が楽しみ!


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