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『灰と幻想のグリムガル』 1話 感想 ファンタジー世界の苦労が伝わってくる!

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©2016 十文字青・オーバーラップ/灰と幻想のグリムガル製作委員会
*ネタバレ注意*

あらすじ

暗闇で目を覚ますとそこはグリムガルと呼ばれる異世界だった。
目覚める前の過去については名前以外一切記憶が無いが、とにかく生きていかなければならない。ブリトニーと名乗る人物の導きで、主人公であるハルヒロ達はモンスターと戦う義勇兵団に加入することに。

一部の、率先してパーティを組み、活動し始めた同期達に遅れをとり、ハルヒロ達6人が取り残されてしまう。この6人でパーティを組むことになる。6人の仲間たちはそれぞれ、盗賊ギルドや魔法ギルドで訓練を受けてくるが、ゴブリン一匹にすら手こずってしまう。

主人公達は今日の生活すら危ぶまれる中、生きていくことになったのであった。

ハイファンタジー世界の日常

いわゆる異世界転送モノではありますが、特筆すべきは主人公達の弱さ。もし現代人が記憶を消されて、ファンタジー世界に飛んだらどうなるか、がリアリティを持って描かれていくのでしょう。ちょうど今ゲーム・オブ・スローンズにはまっている私としては、めちゃくちゃ今後が楽しみです。

そんな硬派なハイファンタジー世界ですが、主人公達は比較的ゆるいキャラをしているようです。
なんだかいまいちやる気なさそうな主人公であるハルヒロや関西弁(京都弁?)を喋る女の子など非常に魅力的なキャラクターが揃っています。特にお調子者系のランタが最高。
『眼福だぞこのヤロー。もっとやれ!』

物語の進行は非常にゆったりとしていて、この世界が丁寧に描かれていきます。1話時点では主人公達の目的は安定した生活を手に入れることなのだと思いますが、その苦労がよく伝わってくる1話だったと思います。

魔法の存在

ハルヒロの仲間が当たり前のように魔法を習得しています。ということはおそらく、この世界の誰にでも魔法が使える可能性がありますし、そうなれば当然技術の発展の仕方も現実世界とは異なってくるはずです。

今のところ、魔法がこの世界で日常的に使われているような描写はありませんが、その辺りの扱いも含めて、魔法がこの世界でどのような位置づけとなっているのか、気になるところではあります。

素晴らしいBGM、背景

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BパートはじめのBGMがアニメの雰囲気と、水彩画のような背景と相まって、非常に心地よいですね。

このままファンタジー世界の日常というか困難を描いていくだけでも楽しめそうなアニメですが、レンジのグループとの関係も含め、今後の展開に期待が高まります。

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