『無彩限のファントム・ワールド』5話 感想 幼女とツンデレが!?
©秦野宗一郎・京都アニメーション/無彩限の製作委員会
*ネタバレ注意*
あらすじ
声を操る能力を持つ水無瀬小糸は、ウサギ小屋を襲うというファントムの情報を先生から聞き、退治に向かうことにした。
ウサギ小屋では、ぬいぐるみを頭に乗せた幼女、熊枕久留美がウサギの世話をしている。そこへ小糸が現れ、久留美と話をしている最中、三つ首の獣の姿をしたファントムが出現し、襲いかかってきた。
小糸が応戦する中、晴彦が現れる。ファントムの標的となってしまった彼をかばい、小糸は喉にダメージを負ってしまう。
久留美の協力もあり、その場はなんとか切り抜けるも、小糸は満足に能力を使えなくなってしまう。
そんな状態でも、ファントムを追うつもりでいる小糸に、なぜそんなに執着するのかと疑問を感じた晴彦は、先生に尋ねることにする。
なんと、問題のファントムは幼い頃の小糸の生活を激変させてしまった、因縁のあるファントムなのだというのだ。
小糸は一人ファントムに立ち向かうが、窮地に陥る。そこへ、久留美も含めた晴彦達4人が駆けつけ、小糸を救ったのだった。
ついに小糸が!
デレましたね。いえ、厳密にいえば、ただ照れながらお礼を言っただけですが。めっちゃかわいいね!それまでなんとも釈然としないモヤモヤ感を感じていたのですが、すべて吹っ飛びました。
そんな、素直さを少し見せた小糸ですが、それでもまだ、舞とは溝があるというか、今回でより深まったというか。ちゃんとチームに入ってくれるんでしょうか。
小糸のマンションのシーンで、ルルが話しかけたのを小糸は無視していました。やはりその過去からいって、善悪関係なくファントム全体を憎んでいるんでしょうか?あるいは単に、無口な性格が出ただけ?
先生何者?
上でモヤモヤ感を感じていたと書いてますが、それは先生に対してです。
ファントムと遭遇し、ダメージを負った小糸に対して
『(舞達と小糸)どちらが先にファントムを倒せるか競争しましょう』
などと焚きつけるような事を言っておきながら、その直後に『無茶は厳禁』なんて言っています。
小糸と晴彦達を仲良くさせたいと言っておいて、競争を煽る。
一体何なんだこの先生。
しかし、結果的に言えば小糸と晴彦の距離は縮まったわけですから、先生の判断は正しかった・・・のかな?
ファントムとは
ファントムに実体があるかどうかはともかく、人間によって(意識的にせよ無意識的にせよ)作られたものであるのは明らかです。もし、人間にファントムが見えるようになる以前にも存在していたなら、謎のウサギ惨殺事件があちこちで起こっていたはずですし、2話に登場した盗撮するUFOなんていう明らかに人間の空想上のモノがファントムになったりしないでしょう。
以前書いた考察記事では、動物と人間とで、ファントムに対するリアクションが違うんじゃないか、と書きました。今回ようやくウサギという動物が登場しましたが、そのリアクションは描かれていません。まぁウサギのリアクションなんて、省略されて当然のところですから、なんとも判断のしようがありませんね・・・。
さて、メンバーが勢揃いしましたし、そろそろ謎デバイスを軸に大きく物語が動きそうな予感。ファントムの正体の謎も含め、次回以降も楽しみ!
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