どんどん着々アニメ

アニメの感想メイン。時々考察・その他雑記なブログです。

文化庁メディア芸術祭行ってきた。そして考えた。

タイトル通り、六本木にある新日本美術館にて14日まで開催中の文化庁メディア芸術祭に行ってきました。特にこれが見たい! といった目的は無かったのだけど楽しめました。写真などは撮っていませんので画像なしの記事です。

印象に残っている作品は3つ。『Rhizome』『(不)可能な子供、01:朝子とモリガの場合』『ほったまるびより』

『Rhizome』

アニメーション部門の大賞作品らしい。音と映像があわさってとにかく心地いい。そこから小難しい哲学的思考を引っ張りだす人もいるんだろうけど、私はひたすら心地よさを感じてました。
解説にはいろいろと書いてあって、まぁ言われてみればそう見えるかもなとは思いましたが。見ていて楽しいというのは素晴らしい事なんじゃないかな。

『(不)可能な子供、01:朝子とモリガの場合』

実在する同性のカップルの遺伝情報を元に、その子どもを予測して「家族写真」を作ったもの。展示場入ってすぐのところにあるこの写真はなぜだか衝撃的。
実は他にもいくつかLGBTに関係する作品が受賞しているようです。マンガの『かくかくしかじか』や『弟の夫』がそうですね。
(追記)
『かくかくしかじか』関係無かったですね。申し訳ありません。何で勘違いしたのか…。

『ほったまるびより』

一番好きな作品でした。実写の短編映画で、4人の踊り子と歌手が住まう家を舞台としています。内容はなんとも説明しがたい。
なんといってもその迫力。狂気さえ感じる映像ですが、なぜか引き込まれる。30分以上という長さですが、思わず全て見てしまいました。足痛くなった。

説明読む前に体験を

どうしても作品の説明を先に読んでしまってから映像を見てしまうと、映像に無理矢理意味付けや解釈をしてしまう。ごちゃごちゃ考えすぎてしまう。これってもったいないんじゃないかと思うのです。予備知識ゼロで見れるのは最初の1回のみですから。だからこれから行くかもという人はぜひ、説明文を読まずに、まずは作品を見てみることをおすすめします。特にアニメーション作品。

これは上に挙げたような芸術作品のみならず、あらゆることにあてはまります。
例えばアニメ。最近ではニコニコ動画で最新のアニメが配信されていたりして、コメント付きでしかアニメは見ないぜ!という人は少なからずいるでしょう。それだとどうしてもコメントに流されて、感じ方が制限されてしまうと思う。
それってもったいなくない?つまらないと思ってたアニメでもコメント無しで見たら面白いとか結構あるんじゃないかと思うんですよね。

なんてメディア芸術祭と関係ないことを考えてしまいました。それゆえに上の文章ではろくに内容について触れませんでした。

結局なにが言いたいかというと、もし気になったらすぐに展示会に行って、すぐに体験してみるべしということです。無料だしね。ただし14日までなので注意。
ちなみに新国立美術館へは乃木坂駅から行くのがおすすめ。六本木駅からだと結構歩くことになるので。