『無彩限のファントム・ワールド』10話 感想 大きいルルかわいい。
©秦野宗一郎・京都アニメーション/無彩限の製作委員会
今回は前回同様一話の中でよくまとまっていて、なによりルルがかわいい回でした。
以下ネタバレ含むあらすじと感想です。
あらすじ
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大きいルルもかわいい
今回はルル中心の話でした。その底抜けに明るい性格に反して、話としてはしんみりした場面もあったりしましたね。
授業中にも関わらず散歩しに行こうとしたり、舞達への自己紹介では過去を盛りに盛って話したり、気に入らないことを言う晴彦をけったりなど、大きくなっても相変わらず自由奔放なルル。
しかしだからこそ、今回ときどき見せた真面目な表情が際立って見えました。
特に後半のルルの足のケガを手当てする晴彦のシーン。
「ラムネいらないの?」と聞いてくる晴彦に対して「あとでもらう」とルルが答えるところ!
この答えからして、晴彦からもらうラムネは、あくまで“ルル”として受け取りたいということなのでしょう。
そして悪態をつきながらも、姿をみせないルルのことを心配し、ちゃんとラムネを買って帰ろうとする晴彦。
いい関係の二人ですね。
2人の出会いが気になります!
しかし、ルルはラムネを一本飲むこと自体は諦めていなかったようで、元の姿に戻るときには悔しそうに叫んでます。
そもそもラムネ一本飲み干すために大きくなりたいというのは実にルルらしい願いですけど、イマイチ共感はできませんね。
むしろ飲みきれないほどラムネを飲めるんだから小さい方がいいんじゃないのかな? なんて思ってしまいました。
表情豊かな小糸!
ルルがメインの話だけあって、当然ルルも気になるところですが、小糸の表情にも注目してしまいました。
ルルの偽の悲しい過去を聞かされて、無反応かと思いきや、涙ぐみながらコーヒーを差し出す小糸。
さらに後半では声の能力で花火玉を燃やそうとするのを晴彦に止められて、むくれています。
その後、ルルの嘘に気づいて怒って、その直後にはルルが死んでしまったと思って泣きそうになっています。
これまでで一番表情豊か!
ファントムを警戒しての見回りという名目があるとはいえ、普通に浴衣も着て一緒に花火大会を回っているということは、久瑠美も含めて、晴彦達との仲は相当深まっているのでしょう。
学校に馴染ませるために、小糸に晴彦達を会わせた先生は正しかったということですね。
魔女って何者?
今回初登場の魔女ファントムは今後も登場したりするんでしょうか?
個人的には好きなキャラクターなのでぜひ登場してほしいところですが、今回の登場シーンでは意図のよくわからない演出がされていたように感じます。
というのは、初めてルルが魔女と公園で出会うシーン。
魔女が喋っているときに、電線に乗った白いカラスが。
その後にはクッキーへの行列をなす蟻と蟻地獄に落ちて這い上がろうとしている蟻。
どちらもあまり良い印象は受けませんけどどういう意味があるんでしょうね。
蟻に関しては単純に夏っぽさの演出なのかなーとは思いますが、白いカラスの方はよくわかりませんね。ただ正直、残り話数的に再登場しなさそうだし、深く考えない方がいいのかもしれません。
そして次回は予告を見る限り楽しいコメディが見れそう!
たのしみです!
TVアニメ『無彩限のファントム・ワールド』第11話 予告 - YouTube
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