迷家‐マヨイガ‐ 4話 感想と考察 クマのアクセントの違いについて!
迷家第四話、サブタイトルは「よっつんの川流れ」です。少しずつこのアニメの方向性が見えてきたように感じました。
以下ネタバレ含むあらすじと感想・考察です。
あらすじ
前回の終わり、川を流されていくよっつんを見かけた光宗。さっそくみんなで川の中を探してみるが、よっつんは見つからなかった。
さらに獣の鳴き声が鳴り響き、メンバーの中から下山したいと言う者も出てきた。
美影を筆頭に、20人ほどが下山するために山に入っていくが、そこで彼等は驚くべきものを見つけるのだった。
気になった点の考察
第三話に引き続き、いろいろと気になる点があったので、時系列順に考察していきたいと思います。
”クマ”のアクセントの違い
川でよっつんを探しているときに聞こえた音について、光宗達が議論していました。
その中で、クマという単語が何回か出てきましたが、そのアクセントがそれぞれ異なっています。
具体的に言うと、
光宗は”ク↑マ↓”で”ク”にアクセントがあるのに対して、
なぁなは”ク→マ→”で平坦。
ユウナは”ク→マ↑”で”マ”にアクセントが置かれているように感じました。
なぁなとユウナの違いに関しては正直あまり自信はないですが、少なくとも光宗のアクセントの置き方とは明らかに異なっています。
この”クマ”のアクセントの地域性について少しググってみましたが、どうやら光宗の言い方(ク↑マ↓)は首都圏、特に東京の若年層に見られる言い方だそうです。
このことから、光宗は首都圏出身で、ユウナ(とおそらくなぁな)は首都圏以外出身であると推測できます。
キャラクターの出身地なんて、一見重要そうには思えません。
しかし、このような出身地の違いを匂わせるようなことが第三話でもありました。
部屋分けのときのじゃんけん(グーパー)ですね。
はたして無意味にキャラクターの出身地の違いをイメージ付けるようなシーンを挟むでしょうか?
具体的にどのように本編の展開に関わってくるのかは見当もつきませんが、出身地が重要な意味を持ってくるかもしれません。
第三話のじゃんけんについては以下のブログが言及されています。
この記事によると、ユウナは石川県出身だと予測されるようです。
クマのアクセントの置き方からの首都圏以外出身という推測にも合致しますね。
これら登場人物たちの出身地の違いがはたしてどのような意味を持ってくるのか。ただのキャラ付けのためのシーンだったのか。
今後も注目していきたいところですね!
”クマ”のアクセントについては以下のページを参考にしました。
【講演】東京・首都圏アクセント研究の課題―佐藤亮一(pdfファイル)
ちなみに、2番目のリンク先の中では、東京と同じく名古屋市においても、若年層は”ク↑マ”型アクセントになっていると指摘されていますが、このアニメがそれを前提に作っているかどうかは不明なので考慮しませんでした。
というか関西弁喋ってるキャラっていないよね?
人の声? アシカ? 警報?
よっつんを探している途中に聞こえた音について、人によって違う印象を持ったようです。
人の声に聞こえたり、アシカや警報みたいだったり。
前回考察したように、これは色々な音を人工的に組み合わせて作られた合成音をスピーカーから流した音だ、というのが一番現実的な解答のように思います。
もし仮にそうだとすると、下山する美影たちについてくるようにも音は聞こえていましたから、音を流している犯人は下山組のなかの誰かということになりそうです。
しかし、他にも有り得そうなことがあります。
それは、本当にそれぞれ違う音が聞こえていたという可能性。下でも幻覚について触れますが、この音も幻覚だったということです。
幻覚なら同時に聞こえてくるのはおかしいようにも思えますけどね……。
迷う下山組
こはるん自作の地図をもとに、ニャンタが樹にスプレーで目印を付けながら下山していたのに、途中で通過した地点に戻ってきてしまった美影達。
ほぼ直線状に進んできたのに同じ場所に戻ってきてしまうっていうのは、一行を先導している美影が迷うように仕向けているとかでなければ、ただ地図が間違っていたというだけで説明できるようには思えませんね。
さらにはニャンタは軍用GPSも使えないといっています。
GPSが使えないって一体どういうことなんでしょう。
ニャンタは”ここ(納鳴村だよね?)に来た時から使えない”といっているので、誰かにGPSの機器を壊されたという可能性も低いと考えられます。
もはや心霊現象が起こっていると考えるしかないように思えますね。
線路の先にでっかい光宗!?
下山組であるニャンタやマイマイ達は謎のトンネルへと続く線路の先に、何か恐ろしい物を見てしまったようです。
マイマイの説明によればそれはでっかい光宗。
・・・え?
マイマイの言ってる意味がよくわかりませんが、現実的に考えれば、でっかい光宗が映ったスクリーンとかがあった、とかですかね。
ただ、あの真っ暗闇の中にそういったものがあれば、遠くからでも目立つでしょうし、そもそもライト当てなくても見えますよね。*1
ということはでっかい光宗の像が立ち塞がっていたとか?
なにそれシュール。
よくわかりませんが、でっかい光宗という言葉の響きからは、怖さよりも面白さが漂ってきますね。
運転手の娘
後半、バスの運転手が10年前に死んだという娘の幻覚(幽霊?)を見ていました。こはるんやヴァルカナにも見えるのかは不明。
これで運転手関連の謎は明らかになったように思います。
つまり、第二話で運転手がバスの中から見たものとは、この娘の幻覚だったということですね。*2
ただ、このときバスの窓はバンバン音がなるほど叩かれているので、この幼女は結構アグレッシブだと考えられます。
そして第三話で、”一人でもこの村に残るなら見届ける”などとがらにもないことを言っていたのは、この村に残って再び娘に会うためだったのでしょう。
この村では死者に会えるといった話になってくるとすると、ホラーにもハートウォーミングな話にも展開できますが、本格ミステリーにはなりづらいですよね。*3
はたしてどうなっていくのか。気になります。
気になった点&考察はこの辺で終わり!
感想
先の気になる展開で面白い4話でした。
このまま氷結のジャッジネスは退場してしまうのかな。
彼はよっつんとは違ってただ足を滑らせて落っこちてしまったという、いってしまえば自滅なので、ひょっこり戻ってきてもおかしくはありませんけどね。
ジャックは誰が開放したのか。
でっかい光宗って一体なんなのか。
そして前回に引き続き可愛いマイマイ。
色々と気になる点があって来週がとても楽しみです。
どうでもいい事ですけど、”クマ”のアクセントについて調べてたら、自分がもともとどっちで発音してたのかわからなくなっちゃいましたw
”ク↑マ”? ”クマ↑”? どっちだったっけな・・・。
<関連記事>
『迷家‐マヨイガ‐』 2話 あらすじと感想 伏線・謎もまとめてみた - どんどん着々アニメ