Re:ゼロから始める異世界生活 19話 ネタバレ感想 ひと狩り行けるの? 白鯨戦
リゼロ第19話、サブタイは「白鯨攻略戦」です。
ついにスバルの反撃がはじまったかな―という感じ。盛り上がりますね! 伏線回収の仕方もキレイでとても楽しめました。
以下ネタバレ含む感想です。
クルシュとの交渉
今回、スバルは再びクルシュとの交渉に挑むことになりました。
スバル単独ではもうどうしようもないので、当然の選択ですね。
前回交渉したときには、対価にみあっていないとバッサリ切り捨てられたスバルですが、今回は実にうまく事を運んでいます。
スバルが持ちかけた交渉は、「エミリア陣営とクルシュ陣営の対等な同盟」、その対価として採掘権と白鯨の情報を差し出しました。
魔女教からエミリアを守るという目的のためには、若干遠回りしてる感もありますが、現実問題としてクルシュに協力を取り付けるにはそれしかないのでしょう。
この、実はクルシュが白鯨退治を狙っていた、というのはこれまでにもいくつか伏線が張られていましたね。
クルシュの武器を買い集め。竜車の買い占め。
そして14話冒頭での「ヴィル爺はあの件の準備で忙しい」というフェリスの発言などなど。
今回の交渉は全体的に話としてよく考えられているなーと感じました。
採掘権という実利的なものも持ちだして、アナスタシアを引き込んでいることとか、とても説得力があります。
とはいえ、いくつか疑問点もありました。
交渉の疑問点
スバルが白鯨の”出現場所”と”時刻”がわかる根拠として出したのは携帯(ミーティア)。
たしかにそれで”時刻がわかる”という点では嘘はついていませんが、”出現場所がわかる”というのと、携帯がミーティアであるということは明らかに嘘ですよね。
なぜ嘘がわかるはずのクルシュにそれが通用したのか?
普通に考えれば、クルシュはそれが嘘だとわかった上でスバルの提案に乗っているということになります。
細かく考えるとややこしい話ですが、嘘なのは「携帯から場所がわかる」という発言のみであって、「白鯨の出現場所と時刻の情報を提供できる」というスバルの交換条件は本当のことです。
なので、その根拠はともかく白鯨の情報自体は知りたいから提案に乗った、ということかな。
ほかにはスバルが勝手に採掘権を取引に使っていいの? とか
白鯨退治に王国が力を貸さないのはなんで? とか
以前王国は白鯨討伐に失敗したらしいけど、なぜクルシュは今になって白鯨討伐を? とか
こういう時こそラインハルトが戦うべきなんじゃ? とか
クルシュって能力的に交渉は最強だし王国とか普通に乗っ取れそう! とか
ポニーテールのクルシュめちゃくちゃかわいいのになんで普段下ろしてるの? とか
疑問は山盛り。
ラインハルトに関しては、おそらく今後の展開に関わるとこなのでしょうけど。
これらは原作小説なら説明あるのかな。
とまぁ、疑問は多いですが、これまで散々なスバルの良いところをようやく見ることができたので全体としては満足です。
ヴィルヘルムの思い。白鯨の能力
どうやらヴィルヘルムの妻は剣聖で、白鯨の犠牲となってしまったそうです。
これについても伏線がいくつもありましたね。
そういえば、14話でのスバルとクルシュが晩酌をともにした時、ヴィルヘルムの妻についてスバルが触れた直後、クルシュは”ヴィルヘルムが当家に仕える経緯”を話題に出していました。
この会話の流れから言って、おそらく白鯨をきっかけとしてクルシュに仕えることになったのでしょう。
それにしても静かに闘志を燃やすヴィルヘルムが実にカッコイイ。
そして敗れたという剣聖については皆覚えているようですし、どうやら白鯨の記憶を書き換える(?)という能力自体はクルシュたちも知っているようです。
「正しく涙の機会を」というクルシュの言葉が印象的でした。
ひと狩り行けるの? 白鯨戦
スバルの携帯から流れる「フランダースの犬」のOPメロディーを合図に、ついに白鯨との戦いに突入。
白鯨はクジラはクジラでも、空飛ぶイッカクという感じでツノがありました。
明るくポップな感じのフランダースの犬の曲と妖しく不気味なビジュアルの白鯨とのコントラストで、白鯨の異質感が際立ちますね。
こわい!
ガラケー感のある、懐かしい感じの音が、最初は気の抜ける感もあるのに、白鯨の登場によって不気味に聞こえてくるというのはなかなかおもしろいなーと思いました。
実に凝っていていい演出です。
それにしても、相変わらずレムがいい子過ぎますね。
スバルが嘘をついていると分かっていても、スバルの事を信じて黙ってそばに居てくれています。18話に引き続きまた泣きそうになりました。
というわけで、なんだか無駄に記事が長くなっちゃいましたけど、リゼロ19話の感想は以上です!
いよいよスバルの逆転劇が始まるのかな?
次回がとても楽しみ!
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