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『灰と幻想のグリムガル』4話 感想 予想通り・・・じゃない!

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©2016 十文字青・オーバーラップ/灰と幻想のグリムガル製作委員会

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*ネタバレ注意*

あらすじ

ハルヒロ達は経験を積み、それぞれのスキルを覚え、順調にゴブリンを討伐していった。

ゴブリンを倒し、一休憩しているハルヒロ達に突如複数のゴブリンが襲いかかってくる。どうにか逃げ出そうとするが、なんとその途中、マナトがゴブリンにボウガンで射たれてしまう。
間一髪逃げ出せたものの、マナトは傷が原因で死亡してしまう。さらには死体は燃やさなければ、動く屍になってしまうという。
そうしてハルヒロ達は悲しみにくれる中、マナトの葬儀を執り行うのであった。

予想通り。いや予想通りじゃない

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正直驚いています。何に対してか。それは、自分が思ったよりもマナトの死に衝撃を受けていることにです。
マナトの死は、はっきりと言ってしまえば予定調和。誰もが予感していたことかと思います。この物語のハードな世界観を示すには誰かの死、さらに言えば仲間の死が必要で、これまでの流れからして一番死にそうなのはマナトだったわけです。

それなのにマナトの死はひどく衝撃的でした。もし仮に死んだのがマナトではなく、ランタや他の誰かであったとしても、同じように感じたと思います。普通のアニメならば、いくらメインキャラとはいえ、これほど死にそうなキャラが4話目で死んでもそこまでショックは受けないでしょう。

ではなぜ衝撃的だったのか。陳腐な表現になってしまいますが、一言でいえば"キャラがリアルだったから"です。

第4話に至るまでの3話分は、物語にほとんど動きがなく、劇的ではありませんでした。描かれていたのは異世界に飛ばされ、苦労して生活する主人公達の日常です。
しかし、3話分たっぷり使って、日常がこれでもかと丁寧に描かれていたからこそ、キャラをリアルに感じ、その死を悲しむハルヒロ達に共感し、死んだのがショックだったのだと思います。

異世界転生と記憶喪失

キャラに共感するという点で言えば、主人公達が異世界から送り込まれた現代人だというのは非常に有用で、便利な設定です。しかし、この物語の主人公達はただ異世界転生したのではなく、記憶を失っているのです。共感のしやすさで言えば、記憶を持っていた方が上でしょう。

一体記憶喪失にはなんの意味があるのか?そもそもアニメで明かされるのか?気になりますね。

物語が動きそう!

長々と書きましたが、結局、自分で思っていたよりも感情移入してて驚いたという感想でした。

マナトが死んでしまったので、次回からは否が応でも物語が進んでいくことでしょうね。
欠けてしまった回復役をどうするのか。そして、死体を放っておくとゾンビになってしまうという呪い。
気になる点は幾つもあります。次回以降楽しみ!

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