【歌詞考察】リゼロOP2『Paradisus-Paradoxum』(MYTH&ROID)の歌詞の意味を解釈してみた
Re:ゼロから始める異世界生活の2クール目OPテーマ、『Paradisus-Paradoxum』(MYTH&ROID)のCDが今日(8/24)発売しましたね。
1クール目のEDもそうでしたが、今回のOPも本編を意識しているかのようなミステリアスな歌詞がおもしろいです。
公式HPで歌詞の和訳も公開されていたので、リゼロ本編をふまえながらその意味を解釈してみました。
それとMYTH&ROIDというアーティストを全然知らなかったので、少し調べてのまとめです。
リゼロ本編の王選編(の序盤)、アニメでいうと18話までのネタバレ含むので注意してください。
歌詞は公式サイトを参照しました。
http://www.mythd-club.com/from.html
『Paradisus-Paradoxum』ってどう読む? なんて意味?
『Paradisus-Paradoxum』というのが曲名ですが、そもそもこれはどう読むのか。
パッと見ではイマイチ読み方がわかりませんよね。
どうやら公式には
「パラディスス パラドクスム」
と読むみたい*1。
そしてなんとこれ、英語ではなくてラテン語みたいです。
グーグル先生に聞いてみたところ、ラテン語っぽい発音にすると「パラディーズス パラドクスム」というような感じ。
カッコイイ。けどどちらにせよ言いづらい
意味は「矛盾の楽園」ですね。
この曲は、「侵食」をテーマとしているようで、たしかにそのテーマに合ったタイトルだなーと思います。
ちなみにMYTH&ROIDのボーカルであるMayuさんはこの曲をどう呼んでいるのかというと
iTunes Store、総合1位…!!涙
— Mayu (@_0414Mayu) 2016年8月24日
みんなありがとー♡
パラパラは初OPで挑戦の一曲だし、
theater Dは歌い分けがとてもお気に入り
だから、感想どんどん送ってねー!#MYTHandROID #rezero #リゼロ pic.twitter.com/AwFtROke8d
”パラパラ”だそうです。
……そう略すとなんだかかわいい曲名に思えてきますね。
あるいはコナンが踊り出しそう。
本編を思わせる歌詞
歌詞はとてもミステリアスで、矛盾したような表現もいくつかあったりします。
いろいろな解釈ができそうですが、リゼロ本編、特にこのOPが始まった第三章を思わせるような歌詞が多くあるように思いました。
テーマは「侵食」
先程も触れましたが、「侵食」がテーマのこの曲。
この曲の歌詞には”溶け合った Virus 虹に黒を差し”や”I'm changing to a monster (人でないものへ変わっていく)”などなど、「侵食」を感じさせる言葉があります。
そしてアニメのリゼロ第三章はといえば、スバルがまさに狂気に侵食されていく話が描かれましたよね。
他にも、ようやく手に入れた平和が敵に侵食されたり、記憶を侵食する敵が出てきたり……と、「侵食」というワードと非常に深い繋がりがある本編です。
これらを踏まえると、実に本編にあった歌詞だなーと思います。
”今すぐ抜け出して 正気の迷路”とか、まさに三章のスバルにむけてピッタリな言葉です。
これ以外にも、
胸に這い寄るの ”ウマレカワリタイノデショウ?”
という歌詞は、死に戻りの能力があるスバルが、魔女の手に攻撃されているシーンを強く連想させますし、
裏切り合いも 深く堕ちてゆくプロセス
という歌詞は、エミリアを何回も裏切ることになってしまい、そこからどんどん状況が悪化していったスバルのことが思い出されます。
歌詞に現れる”色”
時々歌詞に色に関する事が現れるのも印象的。
”赤い花”
”青い硝子”
”漂白”
"虹に黒"
もしかしたらそれぞれ、ラム、レム、エミリアを表してるのかなーとか考えちゃいました。
”虹に黒”は魔女っぽいけど、スバル自身のことにも思えます。
総じて、その歌い方も相まって独自な世界観が築かれつつも、リゼロの世界観も感じさせるいい歌詞だなと感じました。
MYTH&ROIDについて調べてみた
あまり馴染みがないアーティスだなと思ったので簡単に調べてまとめてみました。
「MYTH&ROID(ミス アンド ロイド)」の意味
公式サイトによると、”過去を想起させる「Myth」(神話)と未来を想起させる「Android」を組み合わせた造語”らしいです。
androidというと、今ではもう真っ先にスマホを思い浮かべちゃいますけど、原義はロボットとかですから、未来的といえば未来的ですね。
まとめ
というわけで、リゼロOP2『Paradisus-Paradoxum』の歌詞解釈と、MYTH&ROIDについてのまとめでした。
どれもいい曲ばかりのアーティストで、今後の活動が楽しみ。
もしリゼロの二期が作られたら、ぜひまた担当してもらいたいですね。