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ジョーカー・ゲーム 3話 感想 良いサブタイトル!

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©柳広司KADOKAWA/JOKER GAME ANIMATION PROJECT

ジョーカー・ゲーム第三話サブタイトルは「誤算」です。
原作小説でいうと、『パラダイス・ロスト』収録ですね。未読だったのでわくわくしながら見ました。サブタイの回収のしかたが見事な、良いミステリーでした。
以下ネタバレ含むあらすじと感想です。

*ネタバレ注意*

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あらすじ

スパイ機関であるD機関の一員の波多野。
ベッドで目を覚ました彼は自分が記憶を失くしていることに気づく。
目の前には三人のフランス人。

困惑している波多野だが、そこへドイツ軍がやってきて、建物へ侵入してこようとする。
さらには目の前にいるフランス人達はドイツ軍に対抗するレジスタンスだと判明。
波多野は彼等と共にドイツ軍から逃れるために奮闘し出すのだった。

「誤算」

いきなり記憶喪失の波多野(島野)が目覚めるところから始まったこの第三話。
サブタイトルの「誤算」はD機関のスパイたる彼が、記憶喪失になってしまったことかと最初は思いました。

ですが、誤算というのはこの事件そのものではなく、日本がドイツと同盟してしまったこと。
なかなか衝撃的というか、予想外のところからのタイトル回収に驚きました。

日本とドイツの同盟って日独伊三国同盟のことだよね・・・? なんて若干不安に思いながらググってみましたが、やはりこれの事でした。
懐かしい単語ですねー。


それにしても、前回までの話でもそうでしたが、時代設定を活かしたトリック(今回はメインではありませんが)というのは、種明かしをされたときの衝撃さの質が普通のトリックとは違いますよね。

「そうだったのか!」ではなくて、
「そういえばそうだ!」になる感じ。

新鮮で楽しいです。

波多野の心中

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最後、波多野が結城中佐に任務終了を告げられたところ。
波多野はアランを思い出しているようでした。

ドイツ軍に殴られた自分を助けてくれたアラン。短い間ながらも行動をともにし、信用したのかレジスタンスへの勧誘までしていました。

演出的にはまるで、任務を終え、島野亮祐としての身分を捨てることになった波多野が、二度と会うことがないアランをある種の寂しさと共に思い出しているようにも見えます。

ですが、今回の事件自体は全て波多野の計算の内だったわけですし、スパイたる彼が周りの人間に思い入れを持つというのはそぐわない気もします。

笑顔でもっと骨のある任務を要求しているあたり、特になにも思って無さそう。

まとめ

30分弱と短い間ながらきっちりミステリーをしつつ、さらには波多野以外の三人の三角関係というドラマ部分もあるという濃密な話でしたね!

しばらくはこのような一話完結が続くようで楽しみです。

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