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『無彩限のファントム・ワールド』13話(最終話) あらすじと感想 良いエピローグ!

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©秦野宗一郎・京都アニメーション/無彩限の製作委員会
ついに最終回。全体を通して非常によくまとまっている話でした。余韻のある終わり方でもあり、良い最終回だったと思います。
以下ネタバレ含むあらすじと感想。

*ネタバレ注意*

あらすじ

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謎のファントム・エニグマに能力を奪われてしまった晴彦。
意識を乗っ取られていた晴彦の母は意識が回復しないままだった。
さらには晴彦が能力を奪われた際に気絶してからというものルルの様子がおかしい。ルルがいつものような元気な性格ではなく、とてもおとなしい性格となってしまっていた。
その原因について晴彦や舞達が思案しているところへ小糸が慌てた様子が駆け込んできた。

小糸が言うには阿頼耶識社はなんらかの情報を意図的に隠しているとのこと。そして以前晴彦が拾っていた謎のデバイス阿頼耶識社の通信デバイスであり、これを使って阿頼耶識社のデータをハッキングしようと言うのだ。

そうしてアルブレヒトの力を借りてハッキングは無事成功。
見つけたデータの中にはなんと、阿頼耶識社が以前からファントムに対して、非道な実験を行ってきたという情報が含まれていた。
その中に、エニグマが強化ファントムだとの記述を発見。エニグマは実験によって生み出された強力なファントムであるという。
さらには晴彦とルルの関係についての記述もあった。

そんなところへエニグマが研究所に出現したとの情報が入る。
慌てて駆けつける晴彦達。偶然姫野先生とも合流でき、エニグマの元へ向かう。姫野先生によると、エニグマは研究所の情報を狙っており、その情報で人類もファントムも支配しようとしているという。

エニグマを発見し、能力を失っている晴彦以外の4人が戦いを挑む。
しかし、エニグマの強力な反撃に苦戦してしまう。
打つ手なしと思われたが、そこに姫野先生が晴彦とルルについての秘密を明かした。
なんとルルは晴彦が生み出したファントムであり、ルルも晴彦と同じ能力を持っているというのだ。
そして晴彦はルルからその能力を受け取り、成長したその能力によってエニグマの動きを抑えた。
そうしてエニグマを封印することが出来たのだった。

エニグマを封印したことで、無事これまでに奪われた能力も元に戻り、ルルは以前の性格に戻った。

そうして晴彦達はまた以前のような生活を取り戻したのだった。

良い戦闘シーン!

前回の終わり、晴彦の能力を奪ったエニグマ。その正体は強化ファントムであると明かされました。阿頼耶識社の実験の産物ということらしいです。


それにしても、この情報を手に入れるのにアルブレヒトが大活躍でした。
晴彦は何日も通信デバイスの修理に取り組んでいたようですが、アルブレヒトは一瞬で修理してしまいました。
さらにはハッキングまで。

相当ご都合主義的ですけど、なんだかアルブレヒトなら許せる!


しかし晴彦について言えば、特異能力も奪われるわ、機械工作の能力についてもアルブレヒトに負けるわで、最終回にして主人公として立場がありませんね!

ついにエニグマと舞達との戦闘シーンでは解説役になってしまいました。まぁ元々戦闘ではあまり活躍していなかったんですけどね。


それにしてもやはり戦闘シーンがとても良い!
これまでにあった戦闘シーンもよく動いていて思わず見入ってしまっていたのですが、今回は動きだけでなく、エフェクトも実に綺麗でした。

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大量の輝くパーティクル。
ファントムという設定があるので、あれだけ舞っていても違和感なく楽しめました。

ルルと晴彦の意外な関係!

晴彦の能力が奪われたことをきっかけとして性格が変わってしまっていたルルですが、姫野先生からルルと晴彦の意外な関係が明かされました。
ルルは晴彦が作り出したファントムなんだとか。

というか姫野先生は阿頼耶識社側の人だし、完全に悪役だと思っていました。
普通に良い人でしたね。


それはともかくとして。
晴彦はルルとキスをして能力を取り戻そうとします。
キスで逆転とはなんともディズニーチック。

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強力なファントムと舞達が戦っているのにモジモジしている晴彦達。
徐々に顔を近づけていくその絵は超シュール。

そんな笑ってしまうような絵面ながら、覚醒した後の晴彦はカッコイイ!

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成長した晴彦。
主人公らしく最後を決めてくれました。

いいエピローグ!

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無事ファントムも封印し、阿頼耶識社の隠蔽が表沙汰に。
さらにはルルも元に戻りましたし、晴彦も母親と再会を果たしました。

これぞ大団円!

とても気持ちの良いまとめ方です。


そして晴彦による
「俺は、この世界が結構気に入っている」
というモノローグでのエンド!

余韻のある良い締め方でした!


全体を通して面白かったこのアニメ。
是非二期が見たいですね。
けど京アニだからきびしいかなぁー。


ともあれこの記事で『無彩限のファントム・ワールド』の各話感想は終了です。
ありがとうございました。

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